2015-01-01から1年間の記事一覧
[旗]:㫃は吹き流しをつけた旗竿の形。は箕は四角形のちりとりの形で、方形のものの意味がある。旗はほぼ方形の軍旗。旗を使って軍を指揮するので、将軍の旗のもと、本陣を旗本といった。幟(のぼり)は旗の一種である。(白川静著、『常用字解』より) じ…
[若]:巫女(神のお告げを伝える女。みこ)が長髪をなびかせ、両手をあげて舞いながら神に祈り、神託を求めている形。ふりかざした両手の形が、今の字形では草かんむりの形になっている。神託を求める巫女(ふじょ)が若い巫女であったので、「わかい」の…
[引]:弓と丨とを組み合わせた形。丨は直線であり、弓の弦を示すものであろう。弓だけでなく、すべて力を加えて「ひく」の意味に使う。(白川静著、『常用字解』より) 地球上のすべての物には重さがある。その重さに比例した引力(重力)が発生する。物質…
[省]:金文の字形は生の下に目をかく形、のち生が小の形となる。小は本来は眉に飾りを加えた形ではないかと思われる。呪力のある目で見回ることを省という。自分の行動をかえりみて、取り去ることから「はぶく、へらす」の意味となる。 私が働いている建物…
気がついたら、こんな歳になっていたか? 富士そばで蕎麦をたぐりながら演歌を聴いている、今日この頃。
[災]:巛と火を組み合わせた形。巛は水流がふさがれてあふれ流れること。水害、洪水のわざわいをいう。それに火を加え、のちに水災・火災だけではなく、すべての「わざわい」のことをいう。 日々、清掃していると、さまざまなトラブルに遭遇する。 早朝の3…
[童]:下部の字形は東(とう)、のちに省略形が里になる。上部の立の部分は辛と目を組み合わせた形で、辛(大きな針)で刑罰として目の上に入れ墨をすることをいう。童とは「奴隷、しもべ」のこと。まげを結うことが許されなかったので、同じようにまげを…
[華]:花びらが美しく咲き乱れている形。咲き乱れている様子から「はな、はなやか」の意味がある。花の字は華の後に作られた文字で華と同じ意味である。拝礼の「拝」の旁は腰を曲げて華を抜き取る形。「おがむ」の意味になる。 私が清掃しているビルの屋上…